日本自動車博物館の目玉はこれだ! / 久五式小型自動車(くろがね四起), 1941年式(昭和16年) 

アメリカのジープより早く、日本でも軍用目的で四輪駆動の車が造られていた。1936年(昭和11年)から1944年にかけて4755台が量産された。初期型は3人乗りロードスターだったが、1939年から4人乗り2ドアフェートンが加わって、生産終了年には2人乗りピックアップトラックも造られた。空冷V型2気筒1349ccのエンジンで4輪駆動という前例のない方式だった。