2019年1月
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マスタングを狙った上級ポニーカー / フォード マーキュリー クーガー XR-7 コンバーチブル, 1969年式(昭和44年)
クーガーは大ヒットしたマスタングの後、「二匹目のどじょう」を狙って発売された。マスタングより少しだけ大きく豪華で、スポーティーさとエレガンス感を持ったマーキュリ…
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若者の為の野生馬がマスタングだ / フォード マスタング コンバーチブル, 1966年式(昭和41年)
1964年誕生したマスタングは、新しいジャンルを開拓した。生みの親は後年、フォードの社長となるリー アイアコッカで、目指したのは小ぶりでスタイリッシュな車を手頃…
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日本のハーレー・ダビットソン / 陸王(陸王モータース) RT-2, 1957年式(昭和32年)
戦前からはハーレーのライセンス生産をしていた。1935年、国産のイメージを高めるため名前を公募し、「陸王」が採用された。 慶応大学の応援歌「陸の王者」に因んだと…
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シャフト・ドライブのユニークな車 / ライラック(丸正自動車製造) R92, 1964年式(昭和39年)
ライラックの創立者伊藤正は、本田宗一郎のアート商会で経験を積んだ後、浜松で独立し戦後1948年から二輪車造りを開始した。 戦後に多数出現したメーカーの一つだが、…
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40年変わらなかったレトロバイク / スズキ(鈴木自動車工業) K125, 1967年式(昭和42年)
スズキのKシリーズは、1965年のスズキS10から始まった。2ストロークだったため排ガス規制で2006年に姿を消した。 この40年間フルモデルチェンジなしで造り…
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一世を風靡した「ナナハン」だ! / ホンダ(本田技研工業) CB750 フォア, 1970年式(昭和45年)
ホンダが本格的に大型化に取り組んだのは、650CCの外国勢に対抗するためで、1965年CB450を発表。 排気量は200CCも少なかったが、最高速度や加速性では…
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夢のオートバイ「ドリーム号」 / ホンダ(本田技研工業) ドリームC72, 1960年式(昭和35年)
ホンダの車名は排気量によってドリーム、ベンリイ、カブの3種があった。ドリームは150CC以上の大型用の名前だった。当時のホンダは247CCのこの車が最大だった。…
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「ダブワン」と呼ばれた憧れの車 / カワサキ(川崎重工業) 650 W1 SA, 1971年式(昭和46年)
緑のカワサキとして4大バイクメーカーの一翼を担うカワサキモータースは、一番後発でありながら、倒産したメグロから引き継いだノウハウを基に、大型バイクメーカーとして…
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名門「メグロ」ブランドの中型車 / メグロ(目黒製作所) ジュニアS3, 1956年式(昭和31年)
メグロは、戦前から大型2輪車を代表してきた。ジュニアは大型の半分の排気量248CCと、小型で使いやすい車として誕生。S3は1956年から59年まで造られ、シリー…
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新型はグッドデザイン賞を受賞 / ヤマハ(ヤマハ発動機)YA2, 1956年式(昭和31年)
初の市販車YA-1は、翌年すっかり姿を変えてYA-2となった。DKW125そっくりのフレームは、独自の設計によるプレスバックボーンと変わった。軽快さと力強さを持…
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ヤマハバイクの原点「赤トンボ」 / ヤマハ(日本楽器製造) YA1, 1955年式(昭和30年)
発足当時のヤマハは、楽器屋のポンポンと馬鹿にされたが、1955年の浅間火山レースなどで立て続けに上位を独占し、注目された。ドイツのDKW125は、ヤマハの他に米…
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初期の中型市販バイクがベンリイだ / ホンダ ベンリイJB型, 1955年式(昭和30年)
ホンダが最初に市販したA型は自転車に付ける補助エンジンだが、サドルとハンドルの間にガソリンタンクがある。他の補助エンジンと違い、既にオートバイの形を成していた。…