ホンダを大躍進させた軽のベストセラー / ホンダ N360 スーパーDX, 1969年式(昭和44年)

1960年代中頃の軽自動車は2サイクルエンジンを車体後部に搭載して後輪を駆動するRR方式の軽自動車が一般的であった。この軽自動車の市場に4サイクルエンジンをフロントに搭載して前輪を駆動するFF方式の「ホンダN360」が、1967年にホンダから発売された。高回転型の高出力エンジンは、他メーカーのエンジン性能を大きく上回っており、軽量ボディとの組み合わせから走行性能も他車を圧倒した。