「亀の子ルノー」と親しまれた / 日野 ルノー 4CV デラックス, 1961年式(昭和36年)

1950年代の日本の自動車会社は海外メーカーと提携し、そのメーカーの車を組み立てながら生産技術を学んだ。日野が選んだのはフランス国内でミリオンセラーとなった「ルノー4CV」だった。日野の乗用車市場進出に貢献し、「亀の子ルノー」と呼ばれた。外観は、本国のマイナーチェンジに合わせて変更されたが、1957年以降は仏本国には存在しない日野独自のフロントグリルになった。