2019年
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ビートル(カブトムシ)と呼ばれた車 / フォルクスワーゲン 1200 セダン(タイプⅠ), 1963年式(昭和38年)
ナチスドイツのアドルフ・ヒットラーの命により国民車として造られた「フォルクスワーゲン(タイプⅠ)」は、1945年から本格的に量産が始まった。毎年のように改良が重…
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燃費も出力も向上したスーパーシビック / ホンダ シビック, 1981年式(昭和56年)
CVCCと呼ばれる低公害エンジンで人気となった「シビック」は、1979年に2代目になった。触媒の技術が向上したことで、エンジンの排出ガスは触媒を併用して排ガス規…
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日本初上陸の大型四駆トラック / メルセデスベンツ ゼトロス 1833, 年式不明
メルセデスベンツの働く車といえば、道路整備や工事の現場などで時折、見かけるウニモグがあるが、ドイツではこのゼトロスも活躍している。日本の規制などに適合しないため…
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日本では珍しい中型のオースチン / オースチン(ヘビー) 12 ファブリック サルーン, 1932年式(昭和7年)
1930年、オースチンから新型車として発表されたのが、6気筒エンジンを搭載した「オースチン16」シリーズと、ホイールベースやトレッドが共通でボディが一回り小さく…
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戦前の面影を残したダットサントラック / ダットサン トラック(6147型), 1953年式(昭和28年)
1946年に発売された2代目「ダットサン トラック 1121型」は、第二次世界大戦前から生産されていたシャシに、旧型キャビンと全長を延ばしただけの荷台を組み合わ…
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豪州ラリー優勝車と同系のトラック / ダットサン トラック 1200, 1961年式(昭和36年)
4代目となるダットサン トラックは「ダットサン1000セダン(210型)」のトラック版で、1957年に「ダットサン トラック1000(220型)」として発売され…
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いまは亡きイギリスの中型上級車 / ハンバー インペリアル, 1965年式(昭和40年)
1964年に発表された「ハンバー スーパー スナイプ」のシリーズⅤと同時に発表され、シリーズの最高級グレードとして位置づけされて独立した車種として発売されたのが…
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新エンジンB18を搭載した強化モデル / ボルボ 122S, 1966年式(昭和41年)
1956年、ボルボ社の戦後初の設計として生産された乗用車が「ボルボ アマゾン」。「アマゾン」は商標登録の関係からスウエーデン国内での名称で、輸出仕様は「ボルボ1…
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アメリカをクルマ社会にした功労者 / フォード(T型)ツーリングカー, 1923年式(大正12年)
世界で最初にベルトコンベアによる大量生産方式を採用して低価格を実現し、アメリカ国内におけるシェアを55%以上記録したのが「T型フォード」。輸出も盛んに行われて1…
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「亀の子ルノー」と親しまれた / 日野 ルノー 4CV デラックス, 1961年式(昭和36年)
1950年代の日本の自動車会社は海外メーカーと提携し、そのメーカーの車を組み立てながら生産技術を学んだ。日野が選んだのはフランス国内でミリオンセラーとなった「ル…
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幻となったコンテッサマークⅡ / 日野 コンテッサ 1300 マークII 試作車, 1966年式(昭和41年)
日野自動車はトヨタ自動車との提携に伴い、1967年、事前条件であった乗用車部門からの撤退が行われた。開発中であった新型エンジンや1967年型車両の試作等は、すべ…
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プリンス自動車工業初のガソリン乗用車 / プリンス セダン, 1956年式(昭和31年)
プリンスの前身である「たま自動車」が、「富士精密工業」製のエンジンを搭載して発売したのが「プリンス セダン」で、1952年に発表された。「プリンス」の名称は、当…