2019年
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変形ライトのパイオニア / ドイツ フォード タウヌス 17M TS, 1963年式(昭和38年)
「フォード」はヨーロッパではドイツとイギリスに子会社を持っており、それぞれ本社の影響を受けつつも独自のモデルを開発している。1960年にフルモデルチェンジされた…
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一番小さい「カデット」は士官候補生 / オペル カデット 1100L スーパー, 1967年式(昭和42年)
オペル車には、1930年代後半から海軍に因んだ車名が付けられ、上から「アドミラル」(提督)、「カピテーン」(艦長)があり、一番下が「カデット」(士官候補生)だっ…
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大型車との隙間を埋めた小型車 / BMW 700 クーペ, 1963年式(昭和38年)
3輪自動車「BMWイセッタ」を4輪にした、奇異とも呼べる特異な「BMW600」のエンジンやサスペンション等の機構部を利用して生産された。2ドアクーペのボディは、…
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空冷・リアエンジン最後となった車 / フォルクスワーゲン 411LE(タイプⅣ) 2ドアセダン, 1972年式(昭和47年)
「VWタイプⅢ」の上級車種として、1968年に発表されたのが「VW411(タイプⅣ))」シリーズ。VW社初のフルモノコックボディや新設計のサスペンションなどが採…
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「ビートル」の後継を狙ったが失敗! / フォルクスワーゲン 1500(タイプⅢ) ヴァリアント S, 1965年式(昭和40年)
ビートル(タイプⅠ)に取って替わる新型車として、1961年に発売された。極めてオーソドックスなノッチバックスタイルで、足回りやフロア周辺のプラットフォームは、ビ…
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ビートルと呼ばれた車です / フォルクスワーゲン 1200 セダン(タイプⅠ), 1967年式(昭和42年)
1945年から続く「ビートル」の長い歴史の中で大きな変化の一つに挙げられるのが1967年。変化したのはヘッドライト。それまではフェンダーのラインに沿って傾斜して…
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中身はフィアットです / ベルトーネ カブリオレ, 1984年式(昭和59年)
“カロッツェリア ベルトーネ”(伊)がデザインした「フィアット リトモ」をベースに、ドイツの「フォルクスワーゲン ゴルフ カブリオ」と同一手法で、車体中間部の”…
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全てが平凡だがなかなか良い車だ / フィアット 124 ベルリーナ, 1968年式(昭和43年)
1966年、「フィアット1300/1500」に代わる小型乗用車として発表された。シンプルな丸型2灯式ヘッドライトを備えたフロントグリルとボクシーかつプレーンなフ…
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世界的に流行のデザインです / フィアット 1500 ベルリーナ, 1964年式(昭和39年)
フィアット社の1.1Lクラスと1.8Lクラスの間を埋めるモデルとして1961年に発売された。ボディスタイルは丸みを帯びた古典的な前モデルから一転して直線基調のプ…
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クーペはファストバックだった / フィアット 850 クーペ, 1967年式(昭和42年)
「フィアット850ベルリーナ」の発表から1年後の1965年、ジュネーブショーでフィアットから発表されたのが「850クーペ」と「850スパイダー」。「スパイダー」…
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歴史に残る小型車の傑作がこれだ / フィアット500C, 1953年式(昭和28年)
「チンクチェント」(イタリア語の500)、または「トポリーノ」(ちっちゃなネズミ)の愛称で呼ばれた。「最も安く、最も維持費の少ない車」を目指して1936年に発売…
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イタリアのお転婆娘 / アルファロメオ ジュリア スーパー(ベルリーナ), 1965年式(昭和40年)
「アルファロメオ ジュリエッタ」の上級車として、1962年に発売された4ドアセダン。当時のアルファロメオ車の流れるようなデザインとは正反対のボクシィなボディスタ…