「三菱 ランサー エボリューション」の第1世代の最終となる3代目として、1995年(平成7年)2月に発売されたのが「ランサー エボリューション Ⅲ」。年々、ハイスピード化するWRCでの戦闘力を高めるため、空力性能の向上を中心とした改良が施され、フロントバンパー開口部の拡大やリアスポイラーの大型化に伴って、エアロパーツが一新された。また、エンジン各部の改良により、出力が10馬力アップされた。グレードは、エアコンやラジオが装備されない競技車ベースとなるRSとアルミホイールやエアコンが標準装備されるGSRの2種類が設定された。展示車は1995年式「ランサーGSR エボリューションⅢ」で、通常の「GSRエボリューションⅢ」に対して車両の全高と重量が異なる特別車両。アルミホイール、ショックアブソーバ、マフラー等はノンオリジナル。