乗用車市場本格参入に向けての意欲作 / 三菱 コルト 1000 デラックス, 1964年式(昭和39年)

「コルト1000」は「コルト600」の上級車種として、1963年に発売された三菱初の量産型4ドアセダン。当時流行のフラットデッキスタイルを備え、力強い直線で構成されたボクシーなボディデザインは近代感覚にあふれていた。フロントサスペンションはコイルスプリング式の独立懸架で、リヤはリーフスプリングのリジット方式を採用し、中型車なみの広い室内とこのクラス最大のトランクルームを確保していた。