戦後のベンツを支えた170シリーズ / メルセデス ベンツ 170DS, 1953年式(昭和28年)

1949年、戦前から生産されていた「170」シリーズに大幅なマイナーチェンジが行われ、ガソリンエンジンに加えてディーゼルエンジン搭載車が追加された。タクシー業界から大歓迎されたこのディーゼルエンジンは、メルセデスベンツ独自の技術を取り入れた副室式予燃焼方式を採用した高性能なエンジンで、ガソリンエンジンと同等の性能を有していた。