外にはみ出してしまいました / ビュイック ロードマスター 4ドア セダン, 1951年式(昭和26年)

この車のグリルは、今から70年近く前の時代を考えると、自動車のデザイン史上に残る空前絶後の作品だろう。英国人は皮肉を込めて“ドルの笑い”と呼んだ。また、“ナイヤガラの滝”とも言われた。本家のアメリカでは“Buck-tooth”(出っ歯)と呼ばれ、あまり評判がよくなかったようで、翌年ははみ出さない形に戻った。