企画
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一世を風靡した「ナナハン」だ! / ホンダ(本田技研工業) CB750 フォア, 1970年式(昭和45年)
ホンダが本格的に大型化に取り組んだのは、650CCの外国勢に対抗するためで、1965年CB450を発表。 排気量は200CCも少なかったが、最高速度や加速性では…
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夢のオートバイ「ドリーム号」 / ホンダ(本田技研工業) ドリームC72, 1960年式(昭和35年)
ホンダの車名は排気量によってドリーム、ベンリイ、カブの3種があった。ドリームは150CC以上の大型用の名前だった。当時のホンダは247CCのこの車が最大だった。…
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「ダブワン」と呼ばれた憧れの車 / カワサキ(川崎重工業) 650 W1 SA, 1971年式(昭和46年)
緑のカワサキとして4大バイクメーカーの一翼を担うカワサキモータースは、一番後発でありながら、倒産したメグロから引き継いだノウハウを基に、大型バイクメーカーとして…
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名門「メグロ」ブランドの中型車 / メグロ(目黒製作所) ジュニアS3, 1956年式(昭和31年)
メグロは、戦前から大型2輪車を代表してきた。ジュニアは大型の半分の排気量248CCと、小型で使いやすい車として誕生。S3は1956年から59年まで造られ、シリー…
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新型はグッドデザイン賞を受賞 / ヤマハ(ヤマハ発動機)YA2, 1956年式(昭和31年)
初の市販車YA-1は、翌年すっかり姿を変えてYA-2となった。DKW125そっくりのフレームは、独自の設計によるプレスバックボーンと変わった。軽快さと力強さを持…
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ヤマハバイクの原点「赤トンボ」 / ヤマハ(日本楽器製造) YA1, 1955年式(昭和30年)
発足当時のヤマハは、楽器屋のポンポンと馬鹿にされたが、1955年の浅間火山レースなどで立て続けに上位を独占し、注目された。ドイツのDKW125は、ヤマハの他に米…
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初期の中型市販バイクがベンリイだ / ホンダ ベンリイJB型, 1955年式(昭和30年)
ホンダが最初に市販したA型は自転車に付ける補助エンジンだが、サドルとハンドルの間にガソリンタンクがある。他の補助エンジンと違い、既にオートバイの形を成していた。…
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プリンスが昔造った補助エンジン / 富士精密工業 BSモーター41, 1954年式(昭和29年)
BSモーターはブリジストンの子会社で、この車を企画・販売した。実際にエンジン一式を造ったのは富士精密工業だった。この会社は旧中島飛行機で、後年プリンス自動車とな…
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庶民の足、補助エンジン付き自転車 / 鈴木式織機 ミニ フリー, 1953年式(昭和28年)
敗戦後の耐乏生活の中では自動車はおろか、オートバイですら贅沢品。庶民の最も手軽な移動手段は自転車だった。その車体にほとんど手を加えず、小型エンジンを取り付けたの…
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アメリカ大統領専用車と同じ車だ / フォード リンカーン コンチネンタル, 1967年式(昭和42年)
リンカーンは、かつてはアメリカ大統領専用車と言う栄誉を担ったブランドの車だ。1939年の初代から1983年に交代した5代目まで、45年の長い間その座を守って来た…
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ドリームカーから生まれた斬新な車 / フォード マーキュリー ターンパイク クルーザー コンバーチブル, 1957年式(昭和32年)
マーキュリー部門はフォード社のミドルポジションを担うレンジとして位置付けられていた。このマーキュリー部門におけるフラッグシップ車として発売された「ターンパイク …
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アメリカを代表するお洒落なクーペ / キャデラック クーペ ドゥ ヴィル(62) , 1957年式(昭和32年)
日本での車両名称は「ドゥヴィル」と呼ばれているが、アメリカではデヴィルに近い発音。日本では悪魔と間違えられるのでフランス語読みが採用された。本来の意味は都市ある…