日本
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日本初の丸形でないヘッドライト / ダイハツ フェロー デラックス, 1967年式 (昭和42年)
初代フェローは、軽自動車においても大人4人が楽に乗れることを優先し、角張った箱形のボディを採用した。軽自動車では珍しいフロントにエンジンを搭載し、後輪を駆動する…
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まさに先鋭的なダッシュボード / いすゞ ピアッツア イルムシャー, 1985年式(昭和60年)
いすゞがG. ジウジアーロ(伊・工業デザイナー)にデザインを依頼し、1979年のジュネーブショーで発表されたピアッツアは、ショーモデル的デザインのボディがほぼそ…
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名前だけが若返るヤングSS / スバル ヤングSS, 1968年式(昭和43年)
軽自動車の販売台数で首位を続けていたスバルは、ホンダ N360の登場により、販売台数が減少し始める。そのため、ホンダに対抗してエンジン出力を向上させ、若者を対象…
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美しいボディ内部に雨樋! その② / いすゞ 117クーペ XC, 1979年式(昭和54年)
ジウジアーロのデザインによる美しいこのいすゞ117クーペは、機能よりデザイン優先の箇所が多かった。その一つに、室内の内張の中を水が流れる箇所がある。デザイン上、…
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今、見ても美しいクーペ その① / いすゞ 117クーペ XT, 1975年式(昭和50年)
イタリアのカロッツェリア、ギアに在籍していたG.ジウジアーロのデザインになる、いすゞ117クーペは、当初、同社のベレットベースでデザインされて発表されたが、最終…
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「走るシーラカンス」と呼ばれる / 三菱 デボネア エグゼクティブ, 1970年式(昭和45年)
1963年のモーターショーで発表され、翌年から発売。発売から22年間、基本設計やデザイン変更もなく販売されたことから、「走るシーラカンス」と呼ばれた。三菱自動車…
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どこかで見たことのあるスタイル / マツダ R360クーペ, 1962年式(昭和37年)
R360クーペはマツダ初の4輪乗用車で、後年、「ミスター・ロータリー」と呼ばれ、マツダの社長を務めた山本健一氏が開発リーダー。このクーペ発売から6年後、世界で量…
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姿は似ているが中身は全く別物 / トヨタ クラウン・エイト, 1964年式(昭和39年)
”トヨタ・センチュリー”の先行モデルとして開発され、1964年から発売されたクラウン・エイトは、2代目クラウンの全長、全幅を伸ばしたボディに国産初のV型8気筒エ…
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サーキットに映えるダックテール / 三菱 ギャランGTO MR, 1971年式(昭和46年)
コルトギャラン・2ドアハードトップをベースに、スポーティーカーの新たなジャンルを狙ってデザインされたのがギャランGTO MR。アヒルの尻尾を表すダックテールと呼…
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非売品?自社の重役専用車? / 三菱 プラウディア C仕様, 2000年式(平成12年)
約1年間の生産で、たった約1200台が販売されただけの、三菱グループの重役専用車と揶揄された車。全長5メートルを超える大きなボディにV6やV8の大排気量エンジン…
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短命に終わった伯爵夫人たち / 日野 コンテッサ クーペ 1300, 1965年式(昭和40年)
1964年発表のセダンに続き、翌年に発表されたクーペ1300はエンジン出力を若干アップ。セダンよりも低く流れるようなスタイルは、セダンに続き、コンクール・デレガ…
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トントントントン日野の伯爵夫人 / 日野 コンテッサ 1300S, 1965年式(昭和40年)
乗用車を生産していた日野自動車がジョバンニ・ミケロッティ(伊)にデザインを依頼した4ドアセダン。リヤエンジン搭載車の特徴である後部が長くなる欠点をデザインに旨く…